ユーティリティ

フェアウェイウッドとアイアンの間を埋めるクラブで、「ハイブリッド」や「レスキュー」とも呼ばれる。ゴルフクラブの中では新しい種類のクラブですが、現在はプロ・アマ問わず多くの人が使用しています。
一般的に打つのが難しいといわれるロングアイアンの代わりに使うことができ、3番アイアン~5番アイアンぐらいの距離が打てるユーティリティが使われることが多いです。
ユーティリティのヘッド形状

ユーティリティにはアイアン型とウッド型の2種類あります。その名の通りアイアン型はアイアンに似たヘッド形状で、ウッド型はウッドに似たヘッド形状です。
同じロフトでもアイアン型の方が、短めに設定されているのがほとんどです。同じユーティリティですが、飛距離や弾道、扱いやすさ等アイアン型とウッド型でそれぞれ特徴が異なります。
アイアン型のユーティリティ
アイアン型のユーティリティはロングアイアンの代わりとして作られました。ロングアイアンはある程度のヘッドスピードがないと球が上がりにくく、飛距離が出にくいため、ユーティリティはアイアンに比べて球が上がりやすくミスに強い設計になっています。
ウッド系のユーティリティと比べると球は低くなりますが、上がりすぎないため風の影響を受けにくくなります。また、操作性も高いため球を曲げたりしやすいです。
ウッドよりもアイアンのほうが得意で、操作性を重視する人にはアイアン型のユーティリティがおススメです。
ウッド型のユーティリティ
ウッド型のユーティリティはウッドとアイアンのいいとこ取りをしたようなクラブです。アイアン型のユーティリティよりさらに球が上がりやすく、同じロフトのアイアン型と比べると飛距離が出やすくなります。
また、ソール幅が広くてダフりに強かったり、スィートスポットも広いためミスに強いのが特徴です。
ウッド型はプロでも使用率が高くなっており、比較的アイアン型よりも簡単に扱えるため、初心者やヘッドスピードが遅めの方にもおススメです。
ユーティリティのシャフト

ユーティリティのシャフトはカーボンとスチールが選択でき、シャフト選択は非常に重要です。重さは基本的に、重量フローを考慮して、フェアウェイウッドよりも重く、アイアンより軽いものを選択しましょう。
それぞれの特徴と選ぶポイントについてまとめました。
カーボンシャフトについて
カーボンシャフトはスチールに比べて軽くて柔らかく、飛距離性能に長けています。
ロングアイアンが苦手な方はウッドの感覚で振ることができるカーボンシャフトをおススメします。また、アイアンがカーボンシャフトの場合は、感覚を統一させるため、ユーティリティのシャフトもカーボンにすることをおススメします。
スチールシャフトについて
スチールシャフトはカーボンに比べて重くてしなりにくいです。そのためヘッドスピードの速さが必要になってきますが、カーボンに比べてコントロールしやすく、方向性が安定します。
ロングアイアンが得意な方はアイアンの感覚で振ることができるスチールシャフトをおススメします。
ユーティリティの重さ
シャフトがスチールかカーボンか決めきれない場合は、総重量についても検討してみてください。特にアイアンやウッドと違うメーカーのユーティリティを使用する場合は特に注意が必要です。
全クラブの振り心地を一定にするためには、1番軽いアイアンよりもユーティリティのほうが少し軽く、1番重いフェアウェイウッドよりも少し重くすると理想の重量フローになります。
使っているアイアンのシャフトより10~20g軽いシャフトを目安に選択すると良いと思います。
クラブセッティングについて

ユーティリティを何本入れるかは迷うポイントになるかと思います。クラブセッティングについてもウッドが得意か、アイアンが得意かで判断できます。
ただ単に、5番アイアン(24度と仮定)と5番ウッド(19度と仮定)の間の距離が開いているところを埋める場合は、21度ぐらいのユーティリティを入れると間の距離が埋まります。
ロフトの目安としては、アイアンのロフト-2度~-4度、ウッドのロフト+2度~+4度が目安となります。
ロングアイアンが苦手という方はさらに5番アイアンを抜いてユーティリティを入れたり、ウッドが苦手という方は5番ウッドの代わりにユーティリティを入れることもできます。
14本までのセッティングの中で、開いている飛距離を埋めたり、苦手な番手をユーティリティに変更したり、色々な活用方法があるため、ユーティリティは大きな武器になると思います。
